荘野商会二輪部(新車・中古バイク販売・修理・不要バイク処分など何でもご相談下さい!) の日記
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マジェスティ125エンジンOH その8
2012.05.02
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バルブとバルブガイドのガタをチェックします。バルブのガタが多いようならバルブガイドを打ち換えないといけません。今回はガタもなく、バルブの状態も良いのでこれを擦り合わせします。バルブとバルブシートの接触面にバルブコンパウンドを塗りつけ、タコ棒でショリショリと擦り合わせます。雑誌で素人の方がピカールで擦り合わせしたとかいうのを見たことがありますが、実際のバルブコンパウンドはかなり目が粗いものなので、ピカールでできるのか?と思ってしまいます。念入りに擦り合わせをしたあとバルブとプラグを仮組みして燃焼室にガソリン等を注いで、ピッタリ擦り合わせができているかチェックします。ガソリンが漏れていかないようならOKです。気密が保たれています。バルブのすきまからガソリンが漏れていくようなら再度やり直します。その後ヘッドを組み立てていきます。バルブシールや各部パッキン、Oリングは新品にします。バルブクリアランスはIN側0.1MM、EX側0.2MMに調整しておきます。