荘野商会二輪部(新車・中古バイク販売・修理・不要バイク処分など何でもご相談下さい!) の日記
-
マジェスティ125エンジンOH その9
2012.05.02
-
ヘッドをシリンダに組み付け、バルブタイミングを合わせてカムチェーンを組みます。ウォーターポンプ廻り、キャブ、エアクリBOXと組み上げていきます。サーモスタットとウォーターポンプに冷却水のエア抜きのボルトがあるのでクーラントを入れた後にエアを抜いておきます。通常のオートバイなら、だいたいエンジンのすぐ上にラジエターキャップがあるのでエンジンを始動しながら、そこでエア抜きを行うのですが、スクーターの場合ラジエターは前方、エンジンは後方と冷却ラインが長いのでエア抜きボルト部でしっかり抜かないとなかなかエアが抜けてくれません。マジェ125の場合、ラジエターキャップから満タンにクーラントを注いだあとにエア抜きボルトからエアを抜くと、さらに500CCほどクーラントが入ります!それだけエアが噛んでいたんですね。オイルも交換し、オイルポンプの作動を確認するためにタペットカバーを開けてヘッド部にもオイルが循環されている事を確認します。ついでにアクセルワイヤーとバッテリーも交換です。外装も全て組み上げ、半日ほどアイドリング状態で慣らし運転をします。走行状態をつくるために車体前方には扇風機をおいてラジエターに送風します。その後90キロほど慣らしの試乗を行ってオーナーさんにお渡ししました(^^)/合計500キロほどは慣らしをして下さいね!