荘野商会二輪部(新車・中古バイク販売・修理・不要バイク処分など何でもご相談下さい!) の日記
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マジェスティ125エンジンOH その3
2012.04.24
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シリンダを外した後はエンジン内部に異物が入らないようにウエス等をつっこんでおきます。クランクケース側に付着したベースガスケットもスクレーパーではがし、オイルストーンで滑らかに慣らしておきます。写真はピストンを組み付けたところですがピストンサークリップはピストンの切り欠けの位置から180度(物によっては90度)ずらした位置にサークリップの切り欠け位置を持ってきます。ピストンの切り欠けに近いと作動時に脱落の危険性があります。トップリング、セカンドリング、オイルリングの切り欠けの位置は120度ずつずらすとサービスマニュアル等には書いてありますが、こちらはだいたいズレテいれば問題ないです。3つのリングの切り欠けがそろうと圧縮抜けをおこしてしまうので120度ずつずらすとなっているのですがピストンが作動している間にリングはグルグル回って位置がずれていくので、だいたいずれていれば3つのリングの切り欠けが一致することはまずないです。